塩素の害を消去するミネラル

水道水に多い塩素はガンを招く危険大だがミネラルを加えて飲めば塩素の害は消失

久保田昌治(茨城大学講師)

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夏になると、水道水は藻臭やカルキ臭が強くなってまずくなります。その最大の原因は、原水となる河川や湖沼の汚染と、その原水を殺菌する塩素にあります。
しかし、塩素を使った殺菌法には、においや味のことよりも重大な問題があります。それは、塩素が水中有機物(生物体を構成する物質で、炭素を主な成分とする)と反応して、発ガン性のトリハロメタンができることです。それだけではなく、塩素が体内に入ると、活性酸素(酸化作用の強い酸素)を発生させることも、新たにわかってきました。  活性酸素は殺菌力が強く、体内に進入した病原菌などの異物を退治するプラスの働きがあります。しかし、増えすぎると体内の細胞を傷つけて、動脈硬化(動脈の老化)や高血圧をはじめ、ガンまで引き起こすマイナスの働きがあることも明らかになっているのです。
水道水に含まれている塩素が体内に入ると、私たちの体は、「異物が入ってきた」と受け止め、塩素を撃退するために活性酸素を発生させます。つまり、塩素が多ければ多いほど、活性酸素もそれだけ大量に発生してしまうのです。
そこで、水道水を抗酸化力の強い水に変えることが必要になります。
水道水の抗酸化力を強めて塩素を減らすためには、どうすればよいか?それは、抗酸化力の強いミネラル(無機栄養素)を水道水に入れることです。ミネラルには、塩素を分解して水道水から塩素を減らすだけではなく、活性酸素の発生を防ぐ大変優れた働きがあるのです。
結論として、水道水の塩素を減らし、カルキ臭も藻臭も消して、水道水をおいしい水に変えるには、ミネラルを加えるのが最も簡単で有効です。特に、ミネラルの中でもセレンや、マンガンは塩素を減らす力が強いのです。叉、マグネシウムやカルシウムには、体内に入った塩素を減らし、塩素が原因で発生する活性酸素を消去する働きがあります。その結果、ミネラルの豊富な水を飲めば、ガンをはじめ、さまざまな成人病(生活習慣病)を退けることができるのです。

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