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令和6年能登半島地震による海水塩 状況のご報告

7月22日 時点の海水塩 再生産にかかる状況をご報告申し上げます。

 

工場建屋の被害は不幸中の幸いで意外にも小さいものでありましたが、建物の外壁、トイレのタイルなどの崩落に対しての修繕のため外装工事、内装の補修、製塩装置の震災後初試運転と修理等を行わなければなりません。

幸いにも珠洲工場のスタッフは無事でしたが、スタッフの家屋に大きな被害を受けた状態です。

しかし、一番の問題は従来海水を汲み上げておりました海岸が100m以上にわたり隆起したために汲み上げができなくなっていることです。

3月に入りようやく遠くなった海岸から海水を汲み上げることができるかの可能性を水道業者、ポンプ業者を交えの話が進み始めました。複数社のお見積りをお願いをしている状態です。

また珠洲市内の一部は水道が回復しましたが、工場近辺の回復は5~6月と予定されており水道がくるまで時間を要しそうです。

まだ多くの問題を抱えたままではありますので海水塩再開の時期は未定です。
しかしながら一歩前進を始めることになりましたことをご報告申し上げます。

しばらくは様々な場面でご迷惑をおかけするかと存じますが、今後とも引き続きお力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

〇4月8日時点 海水を汲み上げるために関係業者さんへ見積もりをいただいたりして塩の再生産に向けて進めております。

海岸が隆起してしまった場所から工場を見たときに画像です

 

海岸隆起画像

〇5月2日 水道の復旧が待たれます。

海水を汲み上げるためのポンプやパイプを引く見積もりで何社かいただきましたが、工事にかかるにしても電気工事をして水道が通っての話になります。一部、他社の製塩業者さんが塩の生産開始の報道もありましたが弊社での状況は未だ再開目途は未定です。

 

○5月31日 能登半島 能登町あくあす能登さんの海洋深層水からの塩を支援いただくことになりました。

珠洲工場の復活はまだ見通せていません。

5月22日には珠洲市役所へ片岩町の海岸にポンプ、パイプを設置可能にするために申請に出向きました。工場の裏手から海岸べりまで105mあります。この距離に設置するのは費用もバカになりません。

珠洲工場の珠洲市片岩町海岸付近は国定公園での普通地域という区域になっており勝手に建築物を設置することはできません。そこで役場に申請書を提出します。

 

足元に生えている草の下が地震以前は海岸でしたが、今は写真のようにはるか向こうになっています。

 

工場復活までに在庫の塩は切れてしまいそうで苦慮しましたが、同じ製塩機を使用している能登町ふれあい公社さんの製塩に支援をいただけないかと訪問をさせていただきました。

 

ご縁あって、支援をいただけるということで塩を分けていただくことになりました。

塩単体での販売は致しませんが塩を使った関連商品には活用をしたいと思っております。

その際には能登町あくあす能登さんから取水した海洋深層水で作られた塩を使わせていただきます。どの商品が対象なのかは後日ご案内をいたします。

 

あくあす能登さん

 

あくろす能登さんが取水する海洋深層水とは

○7月1日

能登半島地震発生から丸6カ月経過しました。

珠洲市片岩町の珠洲工場付近にはいまだに水道が復旧しておりません。珠洲市内から山を越えてくる途中の大谷峠のトンネルが崩壊しているためです。

トンネルの復旧は2~3年先ではと言われています。

 

山を越えて抜ける迂回路は作られていますが、大きな車両の通行はできません。

塩の生産再開はいつの日か・・・・・・。

 

〇7月22日

珠洲工場の町、珠洲市片岩町の水道復旧はいつなのか?

珠洲市役所より出てきた話は9月後半!まだ2カ月も先~~

 

製塩装置の電気を入れたとしても水道が来ていないことには洗浄作業もできない。

電源を入れると月間10万円ほどの最低料金がかかってくるので水道が復旧するまで電気を入れてみて製塩装置が無地に動くかわからない。